我々人類が地球上でここまで繁栄できたのは、微生物の作り出す発酵食品のおかげと言っても過言ではない。食品に限らず医療面においても、微生物の発酵によって作られた薬や抗生物質が何億の人命を救ったか分からない。
バイオテクノロジーの発達で、日本酒をはじめ微生物が作ってくれる多くの発酵食品には、とても体に良い物質(免疫力強化作用)が多く含まれていることが分かり始めてきた。今回は、日本酒で気分をアップし、さらに免疫力も高めることができる一石二鳥の話。
<なんと言っても味噌!>
がん細胞の増殖を防ぐ最も有効な発酵食品は、日本の味噌と納豆という研究結果が出ている。特に味噌のがん抑制力は群を抜いている。うれしいことに日本酒は特にこの味噌との相性が抜群に良い。その理由は、味噌に凝縮された旨み成分(大豆からのアミノ酸)と日本酒の旨み成分が似ており、相乗的に美味しさを引き上げるためだ。味噌汁を筆頭に味噌和え、味噌漬け、味噌煮、味噌焼き、どれも日本酒と合わせれば舌鼓を打つほど美味しい。そして日本食には欠かせない醤油(発酵調味料)やだしを使用すると旨みがさらに増し、お互いの美味しさを一層引き出してくれる。
ワインも同様にその強い酸の洗浄効果により発酵食品、特に乳製品系発酵食品との相性が良いのだが、今や低脂肪、低カロリーの時代。その点においても日本の発酵食品(低カロリー、高繊維質)、特に味噌の西洋料理などへの広範囲な使用が普及し、日本酒が注目されてくるのではないかと期待する。
今宵は発酵食品の王様、味噌料理と日本酒で乾杯!
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