-日本酒と料理のペアリング-


今回は、ちょっとした心がけで日本酒と料理のペアリング能力が上がるコツを教えたい。

まずは、なるべく性質の違う日本酒3 銘柄を用意していただきたい。性質の違いは、本当は飲んでみないとなかなか分かりにくいが、とりあえずはラベルで判断できる情報で選んでみよう。
たとえば、純米大吟醸、特別純米、純米生もとで全く違う産地のものを見つけてみる。秋田、新潟、兵庫など。米国産の日本酒も手軽な価格なのでこれらも入れると面白い。
日本酒が揃ったら今度は、ワイングラス(白、赤用のどちらでもよい)を用意する。その際形状は同じものを使うこと。
そして、時間のある人は料理を自分で作ってもいいし、違う種類のものを複数食べ比較したい場合はテイクアウトを勧める。たとえば、日本食、中華、イタリアンなど(あまりスパイシーなものやニンニクの強いものは避ける)。

料理の臭いが移るので、必ず料理を広げる前に日本酒をそれぞれのグラスにわずか注ぎ、最初は飲まずにそれぞれの臭いだけの判断をし、その後味見をすること。その際、臭いや色、味などの特徴をメモしておくとよい。
そして各料理を用意し、それぞれの日本酒との相性をみてみる。飲み食べる順番は大吟醸−特別純米−純米といった具合に高い精米歩合のものから飲んでいくこと。そして飲み方で一番重要なことは、日本酒を一口飲んでから料理を食べ、またほんの少し同じ酒を飲むこと。酒だけで飲んだ時と食べた後に飲んだ同じ酒の口の中での変化を感じとっていただきたい。


酒の味が感じられなくなるもの、苦味が増すもの、旨みが爆発するもの、どちらとも言えるニュートラルな味などなどを体験できるであろう。
旨みやコクの広がりが感じられればそのペアリングは良いと判断できる。
日本酒は意外なもの(チーズやステーキなど)にも合うので決して偏見を持たずにペアリングしてみると面白い発見ができる。