ビタミンB群やEを含みカルシウムも豊富と、栄養面で優れ低カロリー。しかも和洋中どんな味付けにも向く便利な食材が豆腐。日本だけでなくヘルシー志向の強いアメリカでも人気が高い。


水につけてもどした大豆をすり潰し、できた液体を煮込んだ後絞る。この絞り汁ににがり等の凝固剤を加えて固めるというのが豆腐の製法だが、固める際に穴のあいた容器に入れて重石をし、水分を抜いて作られたものが木綿豆腐。水分を抜かずにそのまま固めたものは絹ごし豆腐となる。絹ごしの方が水溶性ビタミンを多く含み、木綿よりもカロリーが低い。
この豆腐、煮てよし焼いてよし揚げてもよし、さらに蒸してもサラダでもOKという万能食材だが、夏に食べるならシンプルな冷奴が一番だろう。
作り方は至って簡単。豆腐をやっこに切り(3〜4cm角の正方形に切ること。これは豆腐独特の言い回しで、その昔、武家の下働きをしていた“やっこ”の紋章が白い四角だったのが由来)器に盛って、その上にネギや鰹節、しょうがなどをのせて醤油をかけるだけ。酒のつまみとしても人気が高く、夏の日本では生ビールと共に膨大な量の冷奴が消費される(筆者の経験値。正確な統計はないので悪しからず)。
しょうがと醤油だけでなく、ベーコンと玉ねぎに塩・胡椒・オリーブオイルで洋風冷奴にしたり、すりおろした山芋でやまかけにしたりと、食材にクセが無いので自分の好みで様々な冷奴を楽しむことが可能だ。