20年もの間、同じ場所・同じ店名のもと、親子2代で営業を続けている。一歩入った店内の至る所に日本の象徴の色『深紅』が見て取れる。

店内の中心に飾られる深紅の唐傘、堤燈、和凧、そして壁に飾られている京都の風景写真が日本の古都・京都を連想させる。メニュー名に京都の名所(嵯峨野や大覚寺など)を使用しているところも面白い。
また、その他にこの店の大きな特長の一つと言えることは日本特有である甘味の種類が多いということ。

日本伝統の甘味であるクリームや白玉たっぷりのあんみつの種類は5種類。ぜんざいやところてんまである。そのほか、懐かしのフルーツパフェやクリームソーダまで揃っており、食後は勿論、買い物で疲れた体を癒してくれる最高の休息場となる。

花いちもんめ一押しのメニューは、刺激的な辛さが特長のスパイシーちゃんぽん。海老、イカ、貝といった魚介類をはじめ、豚肉とたっぷりの野菜、きくらげが入る豪華版。刻まれた鳴門も入っており、食感豊かな一品に仕上がっている。

スープのベースは日本から取り寄せるオリジナル豚骨スープ。マイルドで濃厚な豚骨スープが味わえるのはアメリカ広しと言えどもここだけ。その豚骨スープと具材から染み出たダシが合わされば、複雑な旨みが生まれる。特に魚介から出たエキスは濃厚で、スープの味をただの『辛いラーメン』から逸脱させるだけの威力を持つ。麺の太さは中太ストレート。食べ応えは十分。オリジナルの辛味のスパイスは量を調節することが可能。辛味を加えることでコクが一層深まる。
リピーター率がかなり高いのも非常に納得できる味だ。

同じくお店の人気メニューはこちら、『チキンどんぶりセット』。ラーメンと照り焼チキンどんぶり、サラダとお漬物が付く。このボリュームで$9.45とはとても信じ難い。醤油、みりん、酒などをブレンドした特製のタレに漬け込まれたチキンは、食欲をそそる照り加減。肉自体も厚みがあり、とてもジューシーな仕上がり。横に添えられる錦糸玉子とのコントラストも綺麗である。下に敷かれているごはんにもタレが染み込み、どこまで食べても満足感が消えることはない。汁気が欲しい時にはラーメンに箸を伸ばす。あっさりと、しかししっかりとダシの効いたラーメンは子供からお年寄りまで愛される味。付け合せの漬物に紫蘇風味の隠し味をするところも、日本食ファンには嬉しい細工である。